■KZ ZS6 +リケーブル 300時間エージング済 / B.A.L レビュー

 

 

こないだレビューしたES3と同じ日にaliexpressの方で購入したZS6がようやく到着しました。
中国の休みも重なりとにかく届くのが遅かったです。
お値段は37ドルです。
一言で言うと音漏れ以外はほぼ満足のイヤホンでした。

購入まで

高価で高いハイクオリティのイヤホンも欲しいなと思っているのですが、なかなか食指の動くものがないので今は安価な割に音の良い中華イヤホンばかり買っている私です。
すっかりKZファンになってしまいました(ZST,ZS5,ES3)
ZS5の改良版?とも言えそうなZS6はこれは間違いないだろう!と思いポチりました。

ZS6スペックとZS5との違いは?

○KZ – ZS6のスペック
ドライバー⇒2BA+2DD
インピーダンス⇒15Ω
音圧感度⇒105db

○ZS5のスペック
ドライバー⇒2BA+2DD
インピーダンス⇒16Ω
音圧感度⇒106dB

比較してみると、能率とインピーダンスが微かに変わっていますね。

大きな違いとしてはシェルの素材がアルミの金属シェルになったこと。

BAの配置が2つともステム部になったこと。
(現在販売されてるZS5も同様に配置チェンジされてるとのこと)

やたら音漏れしそうなグリルメッシュ穴がZS6には存在します。

付属品は?

私のところに届いたのは簡易パッケージ。
その中に、イヤホン、イヤーピース、ケーブル、説明書が入っています。
イヤーピースは全部で3サイズでいつものKZイヤピです。

ケーブルはES3やZST,ZS5と微妙に外観が異なるケーブルでした。
以前のものよりは安っぽさが少しだけ減り、それなりに良さそうには見えますが、クロストーク多めのいつものKZ付属ケーブルクオリティでしたので、使うならKZ用の安価なリケーブル用ケーブルが断然オススメです。

ZS6をチェック

再生音源については、自分でスタジオでレコーディング、ミックス、マスタリングした24bit48kHZのオリジナル音源をメインに使用。

ドラムオンリー音源
ベースオンリー音源
ギターオンリー音源
ピアノオンリー音源
オリジナル楽曲音源

私的な旬の音楽からは

島爺
「なんで生きてんだろうってすげえ思うんだ」

BABYMETAL
「KARATE」

S!N
「Salvation」

TAK MATSUMOTO
「Enigma」

上記の音源を使用。
ロックのよりの曲が多いです。

■装着に関して
ごく普通のSHURE掛けタイプですが、素材が金属ということと、形がCampfire AudioのパクリですからCAのイヤホンの装着感が苦手という人にはきついかもしれません。

イヤーピースは純正イヤピを使用しました。
意外とこのイヤピ好きです。

■遮音性・音漏れ
ベントと言えばいいのでしょうか?背面にメッシュグリルがあり3箇所空いているので音はかなり漏れます。
スマホのボリュームを半分以上あげて電車に乗ると横の人はきっと迷惑するだろうなというレベルです。

遮音性は音漏れ程酷くはないですしカナル型イヤホン独特の閉塞感的なものはかなり軽減されているように感じました。

■ケーブル
今回付属していたのはマイク無しのケーブルです。
一般的な安ケーブルに近いです。
プラグ部分が、スマホケースを装着していても挿せるL字タイププラグ。

KZ製品のレビューではいつも書いているのでいつも読んでくれている方からはまたかよと思われるでしょうが、KZ製品にはZS3用アップグレードケーブルをオススメします。

リケーブルによってサウンドが激変するとかではないのですが、クロストークがかなり改善されるのと、ケーブル自体が扱いやすくなるからです。

サウンドについて

事前情報ではBAの配置が変わってダイナミック用に近盛大なベントが開いているので音漏れしまくりなんじゃないかとか、早く届いた人からはハイが刺さる、ローが出ないとか地雷臭満載の印象でした。

実際の私の感想としてはこれは良いイヤホンだ!というものです。
高音キンキン低音スカスカのゴミイヤホンを想定していたのですが、聴いてみればとても良いバランスです。
低域も出過ぎず、中域もきちんと出るべき部分が出ている高域もよく出ていて刺さりはしない。
そしてオープン型的なサウンドステージ。
これでこの値段なら10倍くらいするあのハイブリッドはいらないんじゃないか(ZS6の音漏れさえ気にしなければ)とも思いました。

イメージ的にはXiaomiのProHDとZS5の中間くらいのバランスのサウンドです。

このイヤホンは素晴らしいと思うのですが、私が気に入らない部分があります。

それは高域部分です。
ZS6は高域がよく出ているイヤホンで、私には刺さりはしないのです。
刺さりはしないのですが、かなり上の高域成分が多いのか、その辺の高域の位相がずれているのかその部分が聴いていて気になります。

いわゆる、キンキンすると言った表現よりも上の帯域の話です。
高域だけで言えばProHDやZSTの方が好みです。

低域は深い低音も出るしZS5よりも質のいい低音、中域もZS5で感じられた中高域をプッシュしたような感じはありません。

音場、サウンドステージはすごく広いとかは感じませんが開放感があるのでとてま自然です。

イヤホン自体のクオリティについてはアルミ筐体になりかなり高級感が増しています。
ですがCAパクリのデザインなので当然なのですが、背面のメッシュによってパチモノ感を感じます。

この手の製品はそれでいいと思います。

◆まとめ◆

とても私好みの素晴らしいイヤホンだと思います。
遮音性や高域部分といった、一部気に入っていない点もありますが、それはZS6のレベルが高い故のことですので通常使用でそこまで気になるというレベルのものではありません。
37ドルで買えるイヤホンの中ではトップクラスのサウンドだと思います。
さらっと聴いただけではZSTやZS5、ES3の方が好みと思う点もありますがじっくり聴くとやはりこのZS6を手にとってしまいます。

しばらく私の気になりそうな製品は出そうにないですが、KZはZSR、ZS4といった新機種も開発しているようなのでそちらを楽しみに当面はZS6を楽しもうと思います。

◆100時間後◆

使用しだして100時間はエージングが済んだと思います。

ついでに1000円くらいのアップグレードケーブルから2000円のアップグレードケーブルを購入しました。
大きな違いはありませんがクロストークはちょっと良くなったと思います。

上のレビューでも書いていた高域の気に入らない部分は多少落ち着いてきたように感じますが、金物系の音が強い曲ではまだ気になるところもあります。
私が聞いている大抵の曲はそこまで金物系の音は強くないのでこれくらいなら良いかと思えてしまいます。

不思議なことにドラムトラック単体ではそれを特別感じる事はありません。
ドラム以外のトラックを混ぜるとハットやシンバルの余韻が結構残って聴こえるような感覚がありました。
エージングで変化があったという事は2つのダイナミックの影響だったのでしょうか。
このまま使用を続けていればまた少し違ってくるかもしれませんね。

このイヤホンは結構イヤーピースでサウンドバランスが変わるので私のように気になる人は色々試してみるといいかもしれません。

純正のイヤーピースやスパイラルドットではハイが強いように感じたので、コンプライやモンスターのSUPERTIPSのジェルタイプに変えたら結構傾向が変わりました。
現状ではFinalのEタイプが低音と高音のバランスが良いように感じたのでそのまま使用しています。

◆300時間後◆

これだけ鳴らしたらもう変化はないと思います。
高域が強い部分のイヤなところが気になっていた部分は完全に落ち着きました。
ただスマホとかで聴くと多少シャリ感があるものもあります。
イヤーピースはコンプライを常用しているのでハイはちょうどよくなっています。
付属のシリコン+スマホではハイは気になります。
今ではZS6もセールで4000円程度で買えたりもするのでコスパはとにかくすごいですね。
非常に満足なイヤホンです。