■KZ ATR ダイナミックイヤホン / B.A.L レビュー

購入まで

KZのハイブリッドイヤホンは幾つも購入しているのですが、ダイナミックの機種はひとつも持っていないし、今手元にダイナミックオンリーの機種がなかったので、KZ Bluetoothケーブルのついでにポチってみました。

KZ – ATRのスペック

ドライバー⇒1DD
周波数特性⇒10-20KHz
インピーダンス⇒16Ω
音圧感度⇒106db

インピーダンスは低めで感度も低め。

ただこのATRって見た目がaudio-technicaのIMシリーズに似ていません?

ちなみにシェル表面には
ATR 08M16Ω.6と書いてあります。
側面にはLEFT/RIGHTとULTRA BASSと書いてあります。

付属品は?

この機種はリケーブルできない機種なので、本体+イヤーピースがS/M/Lセットが付属となります。

ATRをチェック

再生音源については、自分でスタジオでレコーディング、ミックス、マスタリングした24bit48kHZのオリジナル音源をメインに使用。

ドラムオンリー音源
ベースオンリー音源
ギターオンリー音源
ピアノオンリー音源
オリジナル楽曲音源

私的な旬の音楽からは

水樹奈々
「METRO BAROQUE」

BAROQUE
「SKY WALKER」

DIR EN GREY
「Beautiful Dirt」

BiS
「Fly」

BiSH
「プロミスザスター」

上記の音源を使用。
ロックのよりの曲が多いです。

■装着に関して
SHURE掛けタイプ
イヤーピースは純正イヤピを使用しました。
オーテクのIMシリーズに似ているシェルだからか装着感は悪くありません。

■遮音性・音漏れ
ダイナミックドライバ一発で遮音性はあまりない方です。
音漏れもBAイヤホンよりも漏れますが、KZのハイブリッドと比べてもちょっと漏れるかな?といった程度です。

■ケーブル
一見リケーブルできそうに見えますが、リケーブルできないタイプです。
KZでよく使われるゴムゴムしたケーブルです。
クロストークは多めで結構はっきりとその影響を感じられます。

サウンドについて

1000円以下のダイナミックイヤホンという事で音質に関してはまったく期待していませんでした。

箱出し直後の音からなかなか良いバランスでびっくりしました。

低域はまだエージングの余地があり
中域はそれなりに出ているのでOK
高域は若干粗さがあるものの割と出ていて
ダイナミックらしい元気のある音と感じました。

音場・サウンドステージは広くはありませんが充分です。
安価なKZゴムケーブルなのでクロストークはありますが、リケーブルは不可能なのでここは安いからと割り切るしかないでしょう。

ダイナミックドライバ一発なので当然なのですが、インピーダンス変動にも強く、音に安定感があります。

これが1000円以下で買えるなんて…という衝撃がありますね。
安くて音がなかなか良いので、ロックやJPOPを楽しみたい方の最初のイヤホンにちょうどいいなと思いました。

◆まとめ◆

非常に安価なのにとても良い音のダイナミックイヤホンでした。

ULTRA BASSと書いてある割には低域がウルトラではないんだなと良い意味で感心しましたが、全体的なバランスに聴き覚えがあるなと思って、後で色々と調べてみたらIE80と周波数特性が似ていました。

上記の2つの測定グラフを見比べて見てください。
ATRとIE80の測定になります。
完全に同一ではありませんが、かなり似ていると思いませんか?

高域に関してはATRの方が手前から盛り上がっていますが、低域はよく似てますね。

同時に一万円くらいするダイナミックイヤホンの定番を友人Aに持ってきてもらって比較したのですが、リケーブルできない事と遮音性が劣る事を除けばATRの方が私は好みでした。