■JH Audio ROXANNE UNIVERSAL IEM / B.A.L レビュー

JH Audio ROXANNE UNIVERSAL IEM – Performance Series


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■購入まで

JH製品はANGIEから始まりANGIEII~Michelle~ROXANNEIIと旅をしていますがついにユニバーサルのロクサーヌに辿り着いてしまいました。

音としてはROXANNE2が好きなわけですが、装着感的にはMichelleが結構気に入っていたので、Michelleのような装着感でロクサーヌの音が欲しいとなるとこれしかないだろうといったところです。

年末という事もあって普段よりも安く購入できたのも良かったです。

■Performance Seriesについて

JH Audioの「Performance Series」は、ユニバーサルフィット型のIEMでありながら、JH Audioが手掛けるカスタムIEMモデルと同等のサウンド・クオリティや製造技術を持つ、新しいシリーズです。

この新しいROXANNE UNIVERSAL IEMは、JH Audioが特許を有する最新のクアッド・ドライバーとFreqphaseテクノロジーを搭載し、新しくデザインされたイヤホン筐体は、旧ROXANNE UNIVERSAL FITと比べ、筐体サイズを40%小型化させ、ノズルの角度10度調整し、装着感を向上させました。
これまで以上により良いフィット感とサウンドを提供する新しいユニバーサルフィットIEMです。

JH Audioが特許を取得している独自のミニクワッドドライバー(ドライバー4個)構成「soundrIVeテクノロジー」を採用しています。

「soundrIVe Technology」と名付けた独自のミニクワッド ドライバーを採用したことにより、23kHzまでの帯域を確保しています。

位相を整えるfreqphaseテクノロジー採用。
freqphase Technogyは、マルチドライバー構成での「時間軸」と「各帯域の位相」を正確に制御する為の独自技術です。それぞれの音導管が各ドライバーからの信号(音)を「0.001ミリ秒」以内の誤差で確実に到達させ、アーティストが伝えたい音を限りなく正確に再現してくれます。

低音だけ調整可能なベースダイアルもそのままで調整範囲は、0~ +10dBとなり、低域を一番下げている状態で完全なフラットになる様に設計されています。

遮音性は-26dbです。

ここに記載してある通りこれはROXANNEIIのユニバーサルではなく初代ROXANNEの新バージョンだという事がわかりますね。
具体的には初代ROXANNEを小型化して初代にはなかった24dB/octのローパスフィルターを搭載しているものと解釈しています。

■装着感

初代ともFMJシリーズとも違う装着感ですし、JHの装着感は人を選ぶとも言われていますから合う人には合う。
合わない人には合わないタイプかもしれません。

イヤピで蓋するタイプではなく奥まで突っ込むタイプですね。

私の場合は耳を軽く引っ張りながら挿入する事によって最も深く挿入が可能なこのタイプが合っているように思います。

■音量について

ROXANNE UNIVERSAL IEMの再生周波数帯域は10Hz-23kHz。

インピーダンス15Ωで能率は119dbとROXANNEIIと一緒で音量は取りやすいイヤホンです。

■音場等

音場に関してはROXANNEIIと同様で広くもなく狭くもなくです。

私の好みでもあるのですがソリッドでタイトなサウンドステージの方が本来の音に近い音を再生できているのではと思うのでこれくらいがちょうどいい、好きだなと感じます。

リスニング系のイヤホンは真逆のタイプが多いと思います。

細かい味付けや調整なんかは再生機器である程度どうにでもなる事が多いですがその逆は難しいです。

かといってロクサーヌなんかはモニターと言っても結構個性の強いタイプでリスニングでもモニターでもどっちでもいける優秀なイヤホンですね。

■サウンドをチェック

再生音源については、自分でスタジオでレコーディング、ミックス、マスタリングした24bit48kHZのオリジナル音源をメインに使用。

ドラムオンリー音源
ベースオンリー音源
ギターオンリー音源
ピアノオンリー音源
オリジナル楽曲音源

私的な旬の音楽からは

ROTTENGRAFFTY
「70cm四方の窓辺」

ナノ
「No pain, No game」

SILENT SIREN
「フジヤマディスコ」

BiS
「Fly」

BiSH
「オーケストラ」

ryo (supercell) × やなぎなぎ
「メルト 10th ANNIVERSARY MIX」

基本的にベースダイヤルは0が私の好みとなります。
質の良い低音が出つつ中域もきちんと出ている。
高域も芯のある高域でこれぞロクサーヌだなという音ですね。

左右の音場も程よくあり耳を傾けると音源の2chソースに散りばめられている音が良くわかる。
そういうイヤホンです。

手元のROXANNE2と比較すると基本的には同系統のサウンドなのですが、そのふしぶしに若干の違いがあり初代ROXANNEの方が近い音だと感じます。

初代ロクサーヌとロクサーヌ2の間をとったようなサウンドと言えばわかりやすいでしょうか。

初代の低音が好きな人からすればロクサーヌ2の音はちょっと好みではないという人結構いるかと思いますが、そういう人もこれならOKだと言えるのではないでしょうか。

どちらも高いレベルでの話になるので私的にはどのロクサーヌも好きです。

とあまり参考にはならないと思いますが、ロクサーヌという製品のレビューはRoxanneIIのものを見てもらえればわかるかと思います。

■総評として

Roxanneの音が好き。
初代の音が好き。
ロク2の音が好き。
でもシェルが大きいのはちょっと…
そういう人には本当に最高のイヤホンだと思います。

Michelleなんかはひび割れているものや2pin部が欠けているものを結構見かけますがこちらについてはそういうのはまだ見た事ないので安心です。

ちなみに私が購入したMichelleはちょっとした衝撃で片方軽くひびがはいってしまいました(泣)

RoxanneIIもシェルのフタが外れてまた付け直しました。

いくら音が良くても耐久性に難ありとなると使用するにも億劫になってしまいますのでJHにはそこは改善していって欲しいものです。