■Astell&Kern IEM – JH Audio THE SIREN SERIES-Michelle / B.A.L レビュー

Astell&Kern IEM – JH Audio THE SIREN SERIES-Michelle

■購入まで

つい先日RoxanneIIに凸ったばかりなのですが、Michelleはそれ以前の入手になります。

発売当初からこれも気になっていたのですが、当時はそこまで欲しいとは思っていなく最近新Michelleが発売となり価格も落ちてきたのでじゃあ買ってみるかといった次第です。

■Michelleについて

Michelleは、3Dプリント技術を用い、IEMとしての人間工学を追及したシェルデザインにより、ユニバーサルでありながら優れたフィッティングを実現。

サウンド面においても、BAドライバーを高域・中域・低域に各1個搭載した3ウェイ構成と独自のFreqPhaseテクノロジーにより、ワイドレンジ且つダイナミックドライバーを凌駕する実在感とIEMとしての正確無比なサウンドを実現。

上位モデルに差し迫るポテンシャルが特徴の、ハイクオリティ・ハイコストパフォーマンスモデルです。

遮音性は-26dbと他機種と同等。

ケーブルは通常のカスタム2pin(0.78mm)でKZ用に購入した2pin(0.75mm)も気持ち緩い気もしますが、問題なく使用できています。

付属品はレザーケース、IEMケーブル (3.5㎜/3極)、IEMケーブル(2.5mm 4極バランス)、シリコンイヤーチップ (L・M・S)、イヤホンクリーナーブラシ。

3Dプリントで作られたモデルはTrifiが先ですがあちらは限定なので実質ここからパフォーマンスシリーズも生まれたと言っていいでしょう。
Michelleはエントリーモデルですが2.5mmバランスケーブルも付属していて、実用的なケースも付属して質感も良いです。

■装着感

3Dプリンターを使用してノズルを約10°角度をつける事で、カスタムIEMに近い装着感を実現した的な事が書いてありましたが正直装着感良くないなと私は思っていました。

耳の奥にぶっ刺して固定するのですが、耳の手前側の隙間があって不安定さを感じます。

カスタムでは隙間はなくシェルで埋まっているのでこのタイプの装着は違和感を感じます。
ですが耳の奥までぶっ刺すので遮音性はばっちりです。
長時間つけていると痛くなりそうです。
私の場合、イヤーピースはSで奥までいけました。

■音について

3Way3BAという事ですが新開発のBAを採用したとの事。
高域用ドライバーは情報量の全てを再生し、中域用ドライバーは10Hzから5kHzまで限りなくフラットなサウンドを提供します。そして低域用ドライバーは、歪を限りなく最小限に抑え、より深い低音再生を実現します。
Roxanneでもこんな説明でしたね。

Michelleの再生周波数帯域は記載なし。
3Way3BAでインピーダンスは18Ω。能率は不明。
聴感上はROSIEと同等に感じまるので118db(1k)
前後かと思われます。

■音場等

音場に関しては私的には広くもなく狭くもなくですがごく一般的なリスニングイヤホンと比較すると少し狭いと感じるかもしれませんね。

音の分離に関してはRoxanneと比べると違うな…と感じますが優秀な部類だと私は思います。

Roxanneで感じだ片側無音のトラックを再生してもノイズは感じられませんでした。
純正ケーブルでクロストークは感じられるのですが、Roxanneの場合はクロストークがなくホワイトノイズがあるといった状況なので上流の問題かもしれませんね。

ケーブルも優秀でクロストークは感じられるものの比較的少なめです。

■サウンドをチェック

再生音源については、自分でスタジオでレコーディング、ミックス、マスタリングした24bit48kHZのオリジナル音源をメインに使用。

ドラムオンリー音源
ベースオンリー音源
ギターオンリー音源
ピアノオンリー音源
オリジナル楽曲音源

私的な旬の音楽からは

ROTTENGRAFFTY
「70cm四方の窓辺」

欅坂46
「エキセントリック」

黒崎真音
「FRIDAY MIDNIGHT PARTY!!」

米津玄師
「打上花火」

ELLEGARDEN
「Salamander」

Fear, and Loathing in Las Vegas
New Sunriseより
「Interlude」

時期が近いのでRoxanneと同じ音源です。
イヤーピースは純正のSを使用。

第一印象としてはローが強いな…でした。
中域、高域もよく出てはいますが、ローの押し出しが強く感じました。Trifi程ではありません。

高域は他のJHイヤホンに量は同じかちょっと少ないくらい出ているのですが、質を比べると薄い、弱いと思います。
そこはRoxanneのように4BAを高域に使っているわけではありませんし、仕方のない部分かなと思います。
むしろこの価格帯のモデルとしては合格でしょう。

中域もきちんと出ているので全体的な印象としてはRoxanneに近いものはあります。

このイヤホンはモニター的でフラット…そういう類の音ではありませんが、低中高それぞれの音のバランスが絶妙で聴いていて楽しいタイプの音です。

あとは装着によってローの出方が結構変わるので、人によってローが出ていないと感じたり、フィットしすぎてローを強く感じたりというのもあるかと思います。

私の場合は純正のイヤーピースをSにした時に抜群の遮音性になるのでそのまま使用していますが、その分ローは強めに感じます。

■総評として

RoxanneIIが★5つならこちらは★★★★です。
MichelleはJHの中ではエントリーモデルなのでエントリーとしてはとてもいいのですが、他のJH機と比べると物足りない部分はやはりあります。

Michelleを購入してすぐにRoxanneIIを購入したのにはそれなりの理由があるわけです。

ただROSIEやANGIE,JH13V2PROといった機種を持っていて違うタイプのローが欲しいなっていう場合はMichelleはアリですね。

新Michelleも発売となり視聴はしましたが、比較しても私の場合は旧Michelleの方が好きだなと感じました。

フィット感もそうなのですが旧Michelleの装着感は好きではないので新Michelleの方が装着感はいいだろうと思っていたのですが、実際に装着してみると私の耳にはあまりフィットしなかったのでそれなら耳奥ぶっ刺す旧Michelleの方がいいなと思いました。

個人的にはフィット感が気にならないなら安くなっている旧Michelleをオススメしますが、中古を見ていると2pinのところが緩い、ヒビが入っているものが多いので注意です。

ただ新Michelleは量産効果による低価格を実現となっていますが、謎の限定商品となっているし強度の面では3Dプリントと比較してどうなっているのかわからないので手放しで新しい方がいいよ!とは言えもしない状況です。

音に関してはどちらもJH流リスニングバランスに寄らせたイヤホンでクオリティが高い音だと感じました。
この価格帯ではとてもオススメです。