■ハイレゾ音源と非ハイレゾ音源の違いを聴いてみよう!2 / B.A.L 比較テスト

ハイレゾ?非ハイレゾ?

前々から実際に音源をアップして比較して聴いてもらうっていうのをやってみたかったのですが、サーバーとかの関係もありなかなか出来ずにいました。

今回密かにサーバーを移転したので、実現可能となったわけです。

それで前回アップしたやつが意外と?好評だったので別の音源をアップしてみます。

録音ソース
24bit/96k

ミックス・マスタリング
⇒24bit/96k
⇒16bit/44.1k

それぞれ処理したものです。

※計70Mと容量が大きいので、スマホ回線の方はWIFI接続してダウンロードする等、注意してください。

■音源

※止めるまで交互に流れます。

音源的には「声」と「最低音」を基準に作りました。

録音~の処理について

まったく処理をしない場合、変化が乏しいように感じるのでこういう音源に関してはかなり処理をしています。

素材のダイナミクスを抑えるコンプレッサー関係に関しては控えめにするようにしました。

どちらも処理工程に関しては共通で、24bit/96kで処理をするか16bit/44.1kで処理をするかの違いだけになります。

正解

今回の正解は…

ズバリ…

slowAが純ハイレゾ音源でした。

個人的にはハイレゾと非ハイレゾの違いってかなり細かい部分を気にして聴かないと気づかない事が多いのですが、どうでしょう?

そもそも定義が…

日本ではハイレゾ音源という定義が幅広すぎるように感じます。

■CD音源
16bit/44.1k

■ハイレゾ音源
16bit/48k以上

24bit/44.1k

24bit/48k以上

DSD

※アップコンバート音源含む

ざっくり言えばこんな感じで二分されていますよね。

16bit/48kも24bit/192kも全部一緒。

ハイレゾ音源聴いてみたけどよくわからなかった!という人は16bit/48kや24bit44.1kの音源を聴いていただけだったという話も聞いた事があります。

私の印象としては周波数よりもbitの方に違いを感じやすいです。

日本では一定以上はなんでもハイレゾという括りですが、海外ではちょっと違ったりします。

■海外のハイレゾ定義例
MQ-A
アナログテープ等のアナログ音源がマスター。

MQ-C
16bit/44.1の音源がマスター。

MQ-P
20bit/48k以上音源がマスター。
24bit/96や24bit/192など。

MQ-D
DSDがマスター。

MQというのはマスタークオリティレコーディングの略です。

一括りにハイレゾと言ってもこれらのラベルが貼られているので、ユーザーは元のマスターがどういうものから作られた音源なのかが容易に判別可能です。

日本だとハイレゾマークが記載してあるけど、元がアナログなのかCDクオリティなのか純ハイレゾなのかわからない事がほとんどです。
紹介にちょろっと書いてあったり、アーティスト側のサイトでは詳細が書いてある事もあります。

高級食材として売られているものの、原産地は不明ですよ的な。

売る側が当たり前のように表示しておくべき情報だと思うのですが、聴く人は気にしていない人が多いのでしょうか。
情報詳細はないけど24bit/96kだから買ってみたらCDのアップコンバート音源でしかなかったとか、そういうのもあります。

何かを買うのにいちいち疑惑を持ちながら購入する。
おかしな事です。

そうじゃなくなるように願っていますが、制作側の対応を見るに、売れるなら良い音で聴いてくれなくてもいい的なフシも感じます。

CDや音源を買って音に対するクレームを言う人というのはほとんどいないのが実情です。

ごく稀に、本当に聴くに耐えないくらいのものをリリースしているような場合でも、ネットで騒ぎになったりはするのですが、実際にクレームが来るのは少数です。

ハイレゾのメリット

ハイレゾ=音がいい的な話は皆知ってると思いますが、具体的にどう音が良いのでしょうか?

録音する方の話なのですが…
なぜハイレゾ以上で録音するかというと。

48k以上で録音するのは折り返しノイズ対策

24bit以上で録音しているのは、ノイズフロア対策

といった事ですね。

ハイレゾだと音が綺麗に聴こえるというのはこういった部分に由来しているものだと思います。

なので物心ついた頃から24/48kで録音をするようにしていました。

プレイバックする時も当然、24/48k再生しているわけですから、ハイレゾと言われる以前から常にハイレゾで音楽制作をしていたわけです。

16bit/44.1kで音楽を聴いていたって、音が良いCDもあれば悪いCDもありました。

感覚的には情報量が多いソース程、違いがわかりやすいと実感しています。

よく聞く話ではドラムは44.1kがいいとか88.2kで録ると上手く混ざりにくいとか言いますね。

あくまで良い音を収録できる可能性があるフォーマットがハイレゾであり可能性は可能性だと思います。

つまりハイレゾ最強なんでしょ?

フォーマットはあくまでフォーマットでしかないと思います。

16bit,44.1kという音を収めるコンテナと
24bit,96kというコンテナがあり

むしろそのコンテナの中に何をどう詰めるかが大事なのであり、後者の方が必ずしも音がいいわけではない。

要するに料理を盛り付ける皿ですね。
小さなお皿と大きなお皿で同じ盛り付けをしているのが、大抵のハイレゾ音源なのかなと私は思います。

CDにする為に、16bit/44.1kに落とし込む事を想定してミックス・マスタリングするのと
ハイレゾ配信する為に、24bit/96kのままでミックス・マスタリングをするのだと、各工程も変わってくるのが当たり前なんです。

現状はCDを基準にミックスしたものをCD用にマスタリング、配信用にマスタリングしてリリースをしているように私には聴こえます。

全部が全部ではないですが、大衆的音楽はそういう傾向にあるでしょう。

わざわざハイレゾ用にミックス・マスタリングを行うといった事はコスト的にも割に合わないというはわかる。

ですが、そこを改善していかないとハイレゾ=音がいいというのは本当の意味で定着しないのではないでしょうか?