5弦ローBがしっかり鳴るベースが欲しい!⇒その結果…

5弦ローBがしっかり鳴るベースが欲しい!⇒その結果…

■はじめに

私は普段7弦ギターを使っていてローBからさらに一音下げたドロップAでいつも7弦を弾いています。

ちなみに4弦ベースの最低音は基本はEです。
5弦ベースはさらに低いBです。

4弦ベースでもチューニング自体を下げれば5弦ベースと同じ音域であるローBまで出す事自体は可能なのですが、チューニングを下げる=弦を緩めた分だけベロンベロンな状態になるので締りのない緩い音となってしまいます(これはこれで好きな音)

手持ちのバッカス4弦ベースのチューニングをギターに合わせてローAまで下げるとさらに緩くなり、個人的には許容範囲を超えたユルユルな音になってしまうので不満を感じる。
+ローBでもしっかり鳴るベースが欲しかったという事もあり様々な5弦ベースを検討していました。
そこから旅は始まったのです。

私の好きなBacchusには安い5弦ベースがある!これにしよう!と思って楽器屋に行き試奏をしても開放ローBの音がいまいち…
他にも10万以下の5弦ベースを片っ端から試奏しましたが、やはりローBの音に違和感を感じてしまうわけです。

どうしてなのか?と調べていくとクラシックな造りのベースは元々ローB鳴らせるように作られていない(材や構造)という事でした。

ネットでの知識や実際の試奏を経て、ローBをしっかり鳴らすために必要な事がわかってきました(個人の主観です)

■どうしたらローBがよく鳴るか?

①より太い弦を張る 弦の巻数を増やす
巻数を増やす事によってナットとの角度をつける=テンション感が強くなるというわけです。
ですがベースの場合弦自体が太いので増やすにも限度があるので満足いく結果になるかはトライ次第。

従来よりも太い弦を巻けば基音が増す。
ただし私が使用しているエリクサーの弦だと種類が限られいて.135以上の太い弦は存在しない(コーティング弦界隈では)
通常の弦を使う事はまったく考えていなかったので、ここは断念しました。

②エクストラロングスケールもしくはファンドフレットのベースを使う
どちらも物理的にテンションを稼ぐ事が出来るので通常のエリクサーの弦でも弦振動をしっかりと鳴らす事が出来る。
エクストラロングスケールはすべての弦のテンションが強くなってしまうのネックが伸びるので少し弾きにくくがデメリット。
ファンドフレットは上記の全弦のテンションが強くなるというデメリットはなくなるが、人によってエクストラロングスケールよりも弾きにくく感じるのせ試奏した方がいいでしょう。
私はファンドフレットのベースも検討しましたがIBANEZのSRMS5弦では音は問題ありませんでしたが、不慣れな私にはエクストラロングスケールのベースよりも演奏性の低下を感じました。

③ローBの低音を受け止める事が出来る構造のベースを使う
ボディの容積が多いものだったりネックの剛性がしっかりしているもの(多ピースネック等)を選ぶ必要があります。
ぶっちゃけて言えば高い5弦ベースはこの辺がしっかりしているので予算に余裕があるなら定価20万以上の5弦ベースをオススメします。
SadowskyやAtelier ZやSUGI等の高い5弦ベースは適当に選んでもしっかり鳴ってくれるものばかりです。
ただし5弦はちゃんと鳴るけど4弦開放の音はいまいちだよねというのは高いベースを使っていても耳にしますが今回は置いておきます。

という事でこれらを踏まえて10万以下で買えたのがIBANEZ BTBとなりました(中古です)

■購入ベースのスペック

neck type⇒BTB5 5pc Maple/WalnutNeck-through w/Graphite reinforcement rods
top/back/body
Poplar Burl top Ash/Okoume wing body
fretboard⇒Rosewood fretboardAbalone dot inlay
fret⇒Medium Stainless Steel frets
number of frets 24 (+ zero fret)
bridge MR5 bridge
string space⇒19mm
neck pickup⇒Bartolini® BH2 neck pickupPassive
bridge pickup⇒Bartolini® BH2 bridge pickupPassive
equaliser⇒Ibanez Custom Electronics 3-band EQ w/Mid frequency switch
factory tuning⇒1G,2D,3A,4E,5B
strings D’Addario® NYXL45130SL
string gauge⇒.045/.065/.080/.100/.130
hardware color⇒Cosmo black
¥ 154,000 (税込)

※指板はコンパウンドラディアス

簡単にまとめるとエクストラロングスケールの5Pネックでグラファイトロッド入りボディもバール、アッシュ+ウィングにオクメという構造
他の弦の振動の影響をうけにくい、各弦独立構造のブリッジ採用。
ステンレスフレット採用。
ゼロフレット採用。
ノイトリックジャック採用。

まさにローBをしっかり鳴らすために造られたベースだと私は感じました。

ちなみに同じような条件で価格帯が近いものを探したらYAMAHAのTRB1005くらいしか見つけられませんでした。

こちらは同じくエクストラロングスケールで24F、5ピースネックで似てると言えば似ていますね。
私の選択肢としてはBTBにするかTRBにするかという状況でしたが、TRBはコンパウンドラディアスではない事とステンレスフレットではない事、ゼロフレットがない事といった仕様の好みでBTBにしたわけです。
TRBでもローBはしっかり鳴っていたのでどちらを選んでも良いでしょう。

私の場合は5弦を使いたい!ではなくローBをしっかり鳴らしたい!が趣旨なので選択肢としてはエクストラロングスケールの4弦ベースに5弦用の弦を張るというのも選択的にはアリでしたが、こちらも色々調べていくと選択肢がBTBかTRBの二択みたいになってしまったので、それなら5弦でいいやと選んだ次第です。

イギリスのメタルコアバンドでベースを弾いてる友人のtakeyanからするとエクストラロングスケールなんてありえない(弾いやすさ優先)&とにかく太い弦を張れ!と言っていました。
それもローBをしっかり鳴らすための選択の1つでしょう。

私の場合は弦は絶対エリクサー!それでもって10万以下!という条件がまずあり、その中でもローBを確実に鳴らしきれるという事でエクストラロングスケールを選択しましたが後悔はありませんでした。

■購入ベースの感想

購入したBTB845は全弦バランスよく鳴り、デッドポイントもなく良いベースです。
サウンド自体は尖った見た目に反して?大人しくて扱いやすい音でした。
変にクセがあって使いにくいといったことは一切ナシ。
デフォルトの状態から内蔵EQでゴリゴリにもブリブリにモコモコにもも変幻自在でとても良いベースだと思います。
購入したら内蔵プリアンプをDARKGLASSのTONE CAPSULEに交換しようかと考えていましたが、その必要はなさそうです。

私の使い方としてはベースアンプに突っ込むというよりアンプシミュレーターを通しADAM AUDIOのモニタースピーカーから鳴らすというものになります。
ベースのEQはフラットの状態で手持ちのFractal audio AXE-FXIIにインプット。
軽くノイズゲートとコンプをかけ信号1と信号2に分けます。
信号1ではドライブブロックを用意しておき(基本はオフ)FASオリジナルのベースアンプモデルへ
信号2はコンプは経由するけどアンプ音を通さないライン音を並列で。
信号1と2を内部でミックスした状態で鳴らしています。
録音する時は信号2のライン音だけをDAWに流して録音しています。
特に加工をしていない状態でもローBの音が良い状態で鳴るのがわかります。
ちなみにローAまで下げても音は許容範囲なので手持ち7弦ギターと合わせる事もできほんと買ってよかったです。

■それで結論は?

既存の鳴らない5弦を鳴らすのは弦を太くするくらいでしか解決できない!(解決しない可能性もあり)
一番オススメはエクストラロングスケールのベースを買う!(定価15万以下)
もしくは貯金して20万30万の5弦ベースを買う。それか中古で安いのが出た時に買う。
ほんとこれしかないと思います。
これは私がずっと勘違いしていた事なのですが弦を裏通しにするとテンション(感)が強くなると今回ベースを買うまで信じていました。
これは今まで見聞きしたソースを鵜呑みにしていたからですが間違っていた事が色々調べていくうちにわかりました。
手持ちのバッカス4弦は裏通しで弦を張る事も出来るタイプだったので実際に試しましたが期待していたようにテンションが強くなるという事はありませんでした。
裏通しにするとブリッジから弦の角度が変わるので音の振動が変わりテンション感が強くなったように感じるが正解でした。
417ACの製造メーカーであるデバイザーの見解も、弦を裏通しにすることで弦のテンション感はやや強くなること&音の印象として太くなり、倍音成分やサスティーンは出にくくなる傾向がある事を教えてくれました。
倍音成分やサスティーンを維持したままテンションを強くするにはスケールを長くするしかないという事ですね。

この問題に関して個人として出来る事は少なく、方法もハッキリしているのであとは選択の問題となります。
安価な5弦ベースでローBが綺麗になるベースって本当にないので、どうしたらいいか悩まれると思いますが選ぶ際の参考になればと思います。