■SENNHEISER HD6 MIX ヘッドホン +リケーブル / B.A.L レビュー

2017年8月27日

珍しくヘッドホンのレビューになります。
購入したのはZENNHEISER HD6 MIXです。

買うまで

以前、ショップの店頭でHD8DJというモデルを聴いた事があり、DJという名前がついている割には低音過多じゃないし結構バランスよく仕上がっているヘッドホンだなという印象はあったものの当時はこの手のヘッドホンは求めていなかったので購入には至らずにそのままでした。

最近色々なヘッドホンを聴いたり調べているうちに、以前聴いたゼンハイザーのあのヘッドホンはなんだっけと情報を調べていると以前聞いたのはHD8DJで、本体の造りも良く評価は高いもののあまり売れてはいない様子。

そして低音をより強調したHDを7というモデルと、低音をもうちょっと抑えてスタジオ向けにしたHD 6MIXというものが存在しているとの事。

そしてたまたまHD6MIXを安く入手する事が出来たという経緯になります。

このHD6MIXは国内では新品3万台、並行輸入物で2万前後。中古は1万5千円前後となかなか入手しやすい価格ではあります。

このシリーズ(HD6除く)の特徴でもあるヘッドホンのハウジングが折りたためる、DJプレイしやすいように片方だけというのはすごく良いなと思ったのですが、サウンドの傾向から考えてHD6MIXが一番好きそうだったので、そこは泣く泣く諦めました。

HD8は低音もありつつクリアなモデル
HD7は一番低音が強いモデル
HD6は最もフラットでスタジオ向けのモデル

HD8が最上位のモデルではあるがサウンドクオリティ的には同等で傾向が異なる程度という解釈になりました。

HD6MIXのスペック・仕様

型式 : ダイナミック・密閉型
周波数特性 : 8 - 30,000 Hz
インピーダンス : 150Ω
音圧レベル : 112dB (1 kHz/1Vrms)
質量 : 約260g (ケーブル重量除く)

接続ケーブル :
ストレートケーブル 3.0m (左右片だし対応)
カールケーブル 1.5 – 3.0m (左右片だし対応)
/3.5mmステレオミニプラグ (ストレート型)
付属品 : 6.3mm変換アダプター(廻すタイプ)、キャリングポーチ、交換用べロアパッド、ストレートコード 3.0m

スタジオヘッドホンらしくインピーダンスは150Ωでポータブルで使うには結構パワーのあるポタアン・アンプが必要だと思います。
よくパワーのあるDAPと紹介されているようなものもありますが、こういったものはあくまでポータブル機の中ではという枕詞がつくようものと私は思っていますのでDAP直で使うには不向きなヘッドホンかと思います。

AKのKANNくらいだとアンバランス4.0Vrms、バランス7.0Vrmの出力なので良い感じで使えるかもしれません。

この機種は本体の改造なしでバランス出力いける機種なのでケーブルだけ自前で用意すれば簡単に使えるのも良い点ですね。

ストレートケーブルはちょっと長いしカールコードはちょっと重くて使いにくいなという印象ですね。

サウンドについて

サウンド的にはリスニング用として使うには結構好き嫌いの分かれるタイプに思います。

イヤーパッドはレザーにすると低音が増すのですが、その状態の低音でもまったく盛っているような感じはなく、数db程度の盛り上がりでしょうか?

音源にあるままのローは再生されるけど、それ以上に低音を演出するとかはありませんね。

高音も刺さるような部分はまったくなく、むしろ中域がメインのように感じます。

特に女性ボーカルでよく出る帯域が聴き取りやすいので、女性ボーカルをメインで聴きたいという人にはいいかもしれません。

音場も900STより広く、空間系エフェクトのノリがいいのでモニター用という分類の中ではボーカル用モニターとしては900STより扱いやすいように思いますが、全体のミックス、マスタリング用となるとこのヘッドホンはちょっと違うかなと感じます。
その辺を求めるならやはりベイヤーの1770PROの方が合うと思います。
購入後に改めてHD8DJを視聴しましたが、こちらも音楽制作用のモニターとしてはちょっと…と思いました。
名前の通りDJ用だけどベースが出まくりのヘッドホンは嫌だという人には良いと思います。

HD6MIXの音が好きな場合、モニター用として使うよりはリスニング用として使う方がいいのかもしれません。私はそう使っています。

■リケーブルしてみた■

純正のケーブルはカールコードがストレートの3mしかないのでHD598用のケーブルを加工している人がちらほらいたのですが、加工なしでも使えそうな社外品のケーブルをAmazonで購入してみました。

2200円くらいで5N銅のケーブル1.2mですね。
見た目もすっきりして音も若干すっきりしたように思います。軽く低域がまとまり、気持ちハイが伸びたかな?程度の変化ですが、加工なしで短いケーブルを使える事がメリットなので良しとします。